2015年06月25日

日本日記by亮太

夏酒試飲会《飲食店さん限定》に参加して頂いた方々、ご来場ありがとうございました!

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阿部さん一木さん、そして特別ゲスト《庭の鶯》の石丸さんの熱心な説明を聞きながら、どう夏酒を料理で合わせるか、
ワインと日本酒の共通点はどこか、、
などなど色々な角度から日本酒を考えている飲食店さんの熱意の伝わってくるいい会でした。

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涼しげなラベルが並び見た目も綺麗です。

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夏酒だけではなく、夏焼酎もすっきり飲みやすく、その味に驚きながら試飲されているのも印象的でした。

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沢山の蔵元が集まるこのビックイベント。
どんな光景が見れるのかますます楽しみです!!
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2015年04月30日

フランス日記by亮太

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ジャン・フォイヤールさんの製作も終了しました。

ここでのテーブルワインは、【フルーリー'10】でした。
ジャンさんのフルーリーは好きなキュベなので、大変嬉しい毎日でした。

ジャンさんと色々な話をさせてもらったり、
奥様のアニエスさんの美味しい料理を食べたりと
色々とお世話になったのですが、

今回一番お世話してくれたのは、ジャンさんの息子 アレックス君でした。
仕事終わりに畑に連れて行ってくれたり、試飲させてくれたり
飲みに連れていってくれたりと、、、お世話になりっぱなしでした。

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夜に飲みにつれて行ってくれた時の写真で、左からアレックス、デンコンブ兄弟のダミアンとケビン、
他にもイヴォ•メトラーさんの息子や他の若い生産者もいたりして
次世代ボジョレー軍団が育っているのが観れて、嬉しく思いました。

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アレックスはかなり体つきががっちりしているので、「何かスポーツしてるの?」と聞くと

「畑だよ!」

とあっさりと爽やかに答えられました。

プリューレロックで2年研修、オーストラリアでも1年研修した後
今年2月から父ジャンさんと働きだしたアレックス君。
自然とワイン造りも飲むのもとても好きになっていたらしく、
全く七光感のない彼の将来に期待です。

//////

日本へ帰る日
リオンで電車を乗り継ぎ、パリの空港へ行く予定だったので
巨匠 石田かつみさんのレストラン En mets fais ce qu‘il te plait  へ

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素材が活きた美しく美味しい料理と奥様の選ぶワインの的確さ。。。
料理とワイン、もっと詳しくなりたい!っと思わされる時間でした。

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帰り際に笑顔で
「いつでも待ってるよ!」
と言って頂き、また来れるように頑張りたいと思いました。

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帰国します!!
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2015年04月25日

フランス日記by亮太

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ボジョレーに着きました。
そして、一度は行ってみたかった、マルセル・ラピエールへ

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彫りに来たのですが、マチューさんの要望がかなり難しかったのでまた次の機会に。

試飲だけしっかりさせてもらいました。
安定した美味しさ、約500事ある樽には驚かされました。

、、、、、、

という事で、
自転車で1分のジャン・フォイヤールさんの所へ。

大樽に彫ってほしいという事で大樽を解体。

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ジャンさんと息子アレックスさんにより作業終了。
洗浄もして頂き作業開始。

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ラピエール家に泊まりながら
ジャン・フォイヤールさんの家に自転車で通う
というよく解らない展開になりましたが、

これが最後の彫りなので気合入れて頑張ります。

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フランス日記by亮太

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ボスと別れてシャブリへ移動。
去年トマピコへ彫りに行った事がきっかけで樽を彫り仲良くなった、大好きなレストランAu Fil de Zinc へ。

少し樽がボロくなっていたのでメンテナンスしに来ました。

めちゃ美味しい料理を提供してくれる日本人シェフのリョウさんと、優秀なスタッフ。

サービスやここのワインを選んでいる僕と同じ歳のファビアン。

ここのスタッフが作り出す雰囲気がとても心地よいです。

毎日昼も夜も満席で、
地元の人も、地方からも沢山のお客さんが訪れます。

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料理を頂いている時にファビアンが
「亮太、ちょっとおいで」
と声をかけてくれて、でかいグラスに少しだけ入ったロマネコンティーの12年を少し飲ませてもらいました。

爆発的にいい香りと口の中にスッと消えてく感じで、意外に余韻ないんだなーと思っていると
たまたま食べに来ていた、シャトードベルのアタナイスさんが
「ロマネコンティーはスピリチュアルなところがあって、少し飲んだだけじゃ解らないわよ、今回のは余韻がなかったけど、もっと待ったり、他のヴィンテージと比べたりするともっと深く感じれるわよ。」

とアドヴァイスを頂き、ロマネコンティーという価値のあると言われているワインはまた呑み方が変わるのかなーと空想に浸っています。


そして、
ドメーヌ  セルヴァンの所へ

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ここの息子ラファエル君(写真  右)は、
今年の1月に久留米の酒蔵【庭の鶯】さんへ研修に行かせて頂いた時に初めてお会いし、
午前中だけでしたがスター杜氏の古賀さんから一緒に酒造りを教えてもらった仲です。

『ごめんよ、亮太。
うちのワインは自然派ではないんだ、
でも世界一美味しいよ。』

と爽やかに言うラファエル君は何かかっこよく見えました。

そして普段飲んでいるワインとは違いますが、美味しいワインでした。


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最後にラファエル君のお父さんが、僕の生まれ年のワインを開けてくれました。

コルクも黒くて、目減りしていたので心配でしたが27年経っているのにフレッシュ感のある不思議な味わいでした。

いいワインと良い料理と、酒の繋がりを感じたシャブリでした。

次はボジョレーへ移動です。
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2015年04月20日

フランス日記by亮太

パリに到着し、テオ君と別れ、
フランスへ試飲に来たボスと合流。

二区にある軽く飲めるしガッツり食べれるビストロ Coinstot vino へ直行。
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最近飲んで美味しかった【カソデマイヨール ロゼ 2014】をボスに薦めし、ボスもご満悦。
良かった。
良いスタートが切れました。

今回のメンバーは
ヴァンクールの至宝ムッシュー村木さん
ボス
齋藤ぶどう園の将来を握っている まさこさん
四恩醸造のルーキー 山田君
自分です。

【1日目】
オーヴェルニュへ
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パトリック•ブジュー
フランスでの試飲会でもいつもパトリックのブースは人で溢れていて、人間的にワインも定評があります。
今回の試飲でもペティアンからスティールワイン詳しく説明してもらい。
前日から準備してくれていたお昼ご飯を頂き、
夜のビストロも予約してくれ、
ワイン持ち込んでくれたり、、、
本当にいい人だなーと再確認させられました。

次は見た目はごつくワイルド系ですが、真面目さがひしひしと伝わってくる
ヴァンサン•マリーさんのところへ
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ヴァンサンさんは
アルザスの生産者パトリック•メイエーとブルーノ•シュレールの所で研修した後独立した生産者です。
その影響なのか、畑からも醸造からも芯のある真面目さを感じれました。

【2日目】
今回最も衝撃的な生産者ティエリー•ルナールさんへ到着
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上の写真は住宅地の中にあるティエリーさんの畑です。
ここは少し前まではここは畑ばかりだったらしいのですが、今では新興住宅地になり
この畑もいつ使えなくなるか解らないそうです。
そんな状況では少しの資材を購入するのも難しいみたいです。

醸造所も住宅地にありタンクやボトルで一杯でした。

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畑も醸造所も衝撃的だったのですが、一番衝撃だったのが試飲です。

失礼なのですが、畑と醸造所からは想像出来ない程、
ガメイ ドゥ オーベルニュの果実美や凝縮感良い所が抽出されいて、
午前中の訪問だったのですが全員スルスルっと飲んでしまいました。

続いてはヴァンサン•トリコへ
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短い説明で申し訳ないのですが、
安心できる安定感のあるワインと、見るからに整った美しい畑。

脱帽です。


【3日目】
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フォンシプレへ到着。
今回一番大きなドメーヌで、ラングドックですが重すぎず、果実味と香りが綺麗でした。
お昼に頂いた郷土料理も絶品でした。



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そして個人的に前からずっと行きたかったプティ•ジミオへ。
ロックフォールチーズを作っている所の近くにあるジミオの畑。

言い過ぎかもしれませんが空に浮いてるような感覚になる立地と、
樹齢100年近いゴブレ仕立てのブドウの樹で独特の世界感がありました。

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生産者のピエールさんお薦めのレストランで、古いヴィンテージなど色々飲ませていただき、
熟成から生まれる深い味わいを感じる事の出来る良い経験でした。

【4日目】
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途中山道で迷ったり、たまに車を押したりしながら、
ラングドックや、ローヌの畑を見て回り

ヴァランスの ラ カシェットへ

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料理はもちろん最高なのですが、
ブラインドで出して頂いたワインが飲むタイミングも良し、状態も良しで忘れられい夜になりました。

【5日目】
フィリップ•ジャンボン主催のビオジョレンヌという試飲会へ。
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去年彫った樽と久しぶりの再会。

ジャンボンや鏡さん、ミッシェル•ギニエ大先生のワイン等などの
14年のキュベを試飲出来る貴重な体験でした。いい感じでした。

その夜パリへ移動し le 6 PAUL BEAT へ。
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とてもいい雰囲気で料理も優しい感じで好印象でした。
そしてここでのんだ【ピエールボージェ ソーヴィニヨンブラン 2012】

この一週間で色々な場所で、個性豊かな生産者のワインを飲んで、
色々考えさせられ、何か答えのようなものを探していましたが
これを飲むと、考えて飲んだって無駄だなと思わされるようでした、

ワインは感じて飲むしかないな。

そんな事を改めて思わされたボスツアーでした。

ボス!改めてありがとうございました!!

残り約一週間頑張ります!
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2015年04月14日

フランス日記by亮太

VINICIRCUSへ出発前

Histoire de vins にはティエリーや色々な地方の生産者がサロンの前に直接ワインを配達しに来ます。

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直接意見を交換しあったり、フランスならではですね。
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そしていよいよVINICIRCUS会場へ到着。

レンヌから北へ30分くらい行った小さな町の体育館を使っています

3年前はまでの10年間は本当にサーカスのテントでやっていたみたいで、それを演出するような会場作りになってます。

このサロンの企画者はここの市長らしいです。心強いですね。

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前夜はスペインのから来た料理人の本番パエリヤ。
迫力ありました。

そしてサロン開催。
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彫るように準備された樽はシードルを作るための樽です。
さすがブルターニュですね、初めて見ました。
ワイン用とは材質も違い、彫りにくくて仕方がありませんでした。

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ポンポンルージュは箱買いの人が多いみたいです。
日本にも来ないかなー

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個人的にゴリ押しのステファン・モラン
華やかで、しっかりしてて好きです。

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そしてティエリー・ピュズラが扱いだしだした、土佐しらぎく。
フランスの試飲会で観れるのが嬉しいです。

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1日目の晩餐は600人。2日目は300人。
ちなみに2日目の夜は前回紹介した、クリスさんの料理でした。

こんな大人数で、よくこんなに美味しく作れるなー。と感心しまくりでした。

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樽はすごく雑な仕上げになってしまい泣きそうですが、一応完成。
樽がステージに上がっている姿が誇らしかったです。

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夜遅くまで続きます。。。

ボランティアの方々や色々な人の協力で成り立った、とても良いサロンに参加できてとても嬉しく思います。

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そしてサロンに来ていた、
ドメーヌ・ミランのテオ君にお願いしパリへ到着。
本当にいい人。

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また楽しい事が起きそうです。
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2015年04月10日

フランス日記by亮太

レンヌにある  Histoire de vins  の樽完成しました。

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レンヌに来たら必ず行かないと行けない場所が二カ所あります。

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オリビエさん(左)の酒屋  Histoire de vins 酒屋と 、天才料理人クリスさん(右)のビストロ  L'ARSOUILLE です。

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歩いて10分弱くらいで、二人のワイン・料理談議は激アツです。

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上の写真は、Histoire de vins と L'ARSOUILLE の10周年イベントのポスターです。
10人の生産者が100本のマグナムボトルをもって来て
1000本のマグナムボトルでやったサロンです。

13年に僕がカプリアード研修中時の初めての地方でのサロンでした。
パトリック•メイエー ラングロール フラール•ルージュ パトリック•ブージュ、、、、等など
特別なサロンで、生産者、お客さん皆がマグナムボトルを持って飲みまくっていたのは印象深いです。


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今回印象に残ったのは、
お二人の好きな、イヴォ•メトラー
【ボジョレー11年】、、、味が綺麗に伸びてとても美味しい。
次にブラインドで出されたのが
【フルーリー 10年】、、、閉じてるし、樽香がきつく、、、残念。
これも良い思い出になりました。
今後の参考になります。

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そしていよいよ明日は、大規模サロンで彫ります!


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2015年04月08日

フランス日記by亮太

レンヌに行く前の日、ブラジルのサロンへ出かけていた為会えないと思っていた、パトリック•メイエー夫妻が帰って来るという事でパトリックの家へ会いに行きました。

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ブラジルからの帰国なので疲れていると思い、「樽の試飲させて下さい。」というのは遠慮しておこうと思ってたら、帰ってすぐに、娘さんやシャーリー近所の人も呼んで、マグナムボトルを片手に近くの公園へ
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まさかのペタンク開始。

楽しいがこれでは酒屋の人間としては駄目だ!
と思い、その夜の食事の時に今回の旅で気になっていた事を聞いてみみました。

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この上の写真は Les vins conte  の【 R14 】とういキュベのエチケットです。
このエチケットには色々な国の「赤」とうい単語が書かれているのですが、この中にまぎれて
【Suzukii】スズキ と書かれているのが解るでしょか?

このスズキというのは日本でいうショウジョウバエの事みたいで,
14の夏から収穫にかけて大量発生したスズキは、
特に遅く収穫する赤ブドウ品種に穴を開け、
卵を植え付け、その開いた穴により酸化が進み、
もし熱い日か重なると、一夜にしてブドウが酸っぱくお酢の様にしてしまう。
Les vins conte のエチケットに書かれる程 強烈な スズキ です。
なぜか名前が日本語なのでよくいじられます。

自分が研修していた13年から14年にかけての冬は例年になく寒くなく「冬がなかった」と言われる程でした。これが原因か?とも言われています。
フランスに来て2014年のフランスワインを飲む上で一つのポイントになってます。

特にアルザスとジュラの被害がひどかったと聞いています。
収穫時•収穫前の選果で6割減の所もあるとかないとか。。。

それも踏まえパトリックにも聞いてみました。

「全く問題ない。スズキに関しても少し仕事が増えたくらいで何も問題ない。
例年よりも発酵が遅かったりしているが、ただ待つだけ。
毎年何も問題ない。全てはナチュラルでシンプルだよ。」

カッケー。
パトリックに質問するとフィーリング的な答えが返ってきますが、
それはちゃんと畑とワインをよく観察してしっかり仕事をしているからなんだとその答えからも感じてしまいます。
スズキが出たからといっても、何の言い訳にもならないのですね。

シャーリーも、
「パトリックは常にワイン造りに対して何か探しているし、それをちゃんと美味しいレベルまで持っていく。特別な生産者だよ。」
と説明してくれました。

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丁度1年前に彫った樽。
パトリックに使ってもらって光栄です。

//////

そして無事にレンヌへの大移動も完了しました。
今回はレンヌのオリビエ•コシャールさんのヴァンナチュールの酒屋です。
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到着しての一杯目。
【カプリアード ピアジャフィーユ14】
オリヴィエさん解ってらっしゃる。。。楽しくなりそうです。
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2015年04月06日

フランス日記by亮太


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アルザスはストラスブルグにあるヴァンナチュールの酒屋へ到着。

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上の写真にうっすら写っているのが、
ここで働いている若いカヴィスト、シャーリーです。

アルザスへ行くといつも僕の世話してくれるので、お礼の意味もふくめ彫りに来ました。

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上の写真が、フラッと瓶詰めしたばかりのボトルを片手にやって来たクリスチャン・ビネール(左)さんとこの店のパトロンのジャン・ウォルシュ(右)さんです。

ウォルシュさんは元々は料理人で、当時働いていたレストランにまたまた来たパトリック・メイエーさんのワインを飲みヴァンナチュールに目覚めたそうです。

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ここの店では常に何種類か試飲用ワインがあるのですが、
中でも【シュレール  ピノ・ノアール 2011】を開けているのにはビックリ。
むっちゃ旨い。。。美しい。。。

さすがアルザスの酒屋です。

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4/2午後に到着し、3日で樽に彫り4/7に移動予定にしていたのですが
今週は、

4/3  VENDREDI  SAINT (アルザスだけの祝日)
4/6 LUNDI  DE  PÂQUES(フランスの祝日)

ということで1日半で彫り終えました。

ここで驚きなのが、アルザスだけの祝日があるという事です。

アルザスは歴史的にドイツとフランスに挟まれ色々あったようで、フランスでもなくドイツでもない独自の文化があるようです。

アルザスだけの祝日を作っているくらいなので、たまに冷蔵庫に入れるのに困ってしまうフルートタイプの瓶もずっと変えないのも納得できる気がします。

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ジャンさんが最後の夜に
【シュレール リースリング'94】開けてくれました。
なんという美味しさ。。。アルザスは良い所です。

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次はサロンへ向け、レンヌへ大移動です。
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2015年04月04日

フランス日記by亮太

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シャトードベルの樽も無事に完成し、とても良い写真が撮れました。
この写真に写っている女性が生産者のアタナイス•ベルさんです。
とても美しく優しい人です。

下の写真がビオディナミ作業の写真です。

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クラシックな散布機へ、ティザンヌや色々を熱し一時間くらいかき混ぜた液を散布します。

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わかりにくいですが散布している写真です。15h全てに散布します。

フランスでは3月28日に夏時間に変わりました。
一時間早くなり、春の始まりを表すそうです。


春になった最初の満月の前後5日は自然界のエネルギーが活発化し非常に天気やワインが不安定になるそうです。

確かに急に晴れたり雹が降ったり風がやんだり激しかったり、こちらは不安定な天気です。

今回このタイミングでビオディナミの液を散布したのは、
土が活発に働く事により、良いものと悪いものが土の中で発生するので、その悪いものが外に出ない様にする為です。

『悪い物が出てこないように、土の中を考えながら散布してね!』

と冗談のような、冗談じゃないようなアドヴァイスをもらいながら参加させてもらいました。

2013年の寒い冬にパスカルの所でやったビオディナミは土を活発にさせる為だったような。。。

時と場合でビオディナミの役割が変わるのだなと勉強になりました。
奥が深すぎるのと語学がなさ過ぎるのでまだ少ししか理解出来ていないですが興味深い世界です。
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シャブリからアルザスへ移動します。
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2015年03月30日

フランス日記by亮太

シャトードベルのアタナイスさん週末不在だったのでトマピコの所へ行ってきました。

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ドラムがめちゃ上手い。
ジャズバンドをやってるらしいです。


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14年を試飲。
いい感じに発酵中でした。
樽違いのシャルドネの飲み比べ、こんなにも樽で味が違うのかと実感。


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最後に去年彫った大作とトマ。
これ頑張ったなー

急に電話しても相手してくれるトマに感謝です。
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2015年03月28日

フランス日記by亮太

ロロさんの車でシャブリに到着。
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アリス  エ  オリビエ  ド  ムール  へ試飲。
13年は酸が落ち着いた感じで美味しかったです。

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その後トマピコへ
13年のプルミエクリュ、ボリュームがあって上品な感じが好きした。

そして、今回彫るシャトー  ド  ベルへ到着。
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んーどうな風に彫ろうか迷いますが、頑張ります!
posted by スタッフ at 04:05| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | フランス日記by亮太 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フランス日記by亮太

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ジュラのサロンからこのヒゲのムッシューロロさんの車でボーヌへ移動。

ワイン愛を感じる良いカヴィストでした。
なかなか目立つ樽が彫れて嬉しいです。

そしてまたロロさんの車に乗ってシャブリへ移動です。
posted by スタッフ at 03:56| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | フランス日記by亮太 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月24日

フランス日記by亮太

トリノから、リオンの石田かつみさんの美味しい料理、ワインの熱い話を聞き、ジュラのサロンへ行ってきました。
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ケンジロさんとまゆみさん《と自分の彫った樽》AFF56E92-3CF2-4279-A435-5B43587B8C75.jpg
ガヌヴァ
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オベルノア

やっぱりジュラの酸と旨味のバランスの取れた感じは好きだな〜と再確認出来ました。キュンとします。


そして今日はボーヌへ到着しました。

posted by スタッフ at 10:29| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | フランス日記by亮太 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フランス日記by亮太

私事ですが、4月11日12日に開催される、
ヴァンナチュールとサーカスを合わせた『VINICIRCUS』というサロンに
正式に参加出来る事になりました!

昨年は行く事さえも出来なかったのですが、
今回はヴァンナチュールファンや、そうそうたるメンバーの中で彫れるのでとても嬉しいです。
頑張ります!

http://www.vinicircus.com/
posted by スタッフ at 10:17| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | フランス日記by亮太 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月22日

フランス日記by亮太

7926CDF8-1604-4C6F-B8A0-E4D8274B45A4.jpgトリノではまさかの4日で2樽彫りました。
ビストロ Banco vini e alimenti  と
ここのオーナーのピエトロさんのパートナーのイタリア(アスティー)の生産者 Nadia Verrua さんの樽です。

残念ながらNadiaさんにはお会い出来ませんでしたが、彼女のワインを飲みながら彫る時間はとても良い時間でした。

Banco ではイタリアワインはもちろんドメーヌ・ミロワールなども置いていて、とても良いラインナップでした。

そして今から石田克己さんのレストランEn mets fais ce quil te plait へ移動です!


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2015年03月17日

フランス日記by亮太

71D1A95A-068C-41E8-9FC7-CBC5FC566200.jpgフランス研修にきて1ヶ月半が過ぎようとしています。

昨年初来福したイヴォ•フェレイラさんの所で彫ってきました。
自分が彫刻やり始めた時からずっと彫りに来てと言われ続けようやく彫る事が出来ました。
少しホッとしたというか気が楽になりました。

モンペリエの外れにある自然派ワインのビストロへ連れていってもらいました。
出されたのはラングドックのシュナンと、アンジェのカベルネソービニョン、、、興味深い味わいでした。
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イヴォは本当に日本が好きで毎年3週間日本へ来るみたいです!楽しみです。
そして今日は電車が遅れたりして泣きそうになりながらも、14年のペニトントというサロンで話をもらっていたイタリア・トリノのレストラン「Ristorante Consorizo」へ到着しました。初めてのイタリア自然派ワインの世界なのでどんな出会いがあるか楽しみです。

頑張って彫ります!
posted by スタッフ at 07:12| 福岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | フランス日記by亮太 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月21日

亮太の日記

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フランスで造り手を訪ね歩いているスタッフ山下亮太の日記です。
覗いてやってください↓
http://ryotayamashita.blogspot.fr
posted by スタッフ at 17:23| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | フランス日記by亮太 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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