
山梨に新しく、小山田 幸紀さんがドメーヌ・オヤマダを立ち上げました。
初めて小山田さんに会ったのは昨年のこと。四恩醸造での稲刈りに行く途中のコンビニで、その後畑でもお会いしました。僕の彫刻した写真を見せると、「新しいドメーヌの看板を彫って下さいね」と言ってくださいました。あまり人を呼ばなさそうな小山田さんに言ってもらえたのが気になって、今回彫りに行くことにしたのです。
勝沼から少し離れた山を登るとペイザナ農事組合法人中原ワイナリーの中にドメーヌ・オヤマダがあります。小山田さんに会って朝の挨拶をするとすぐに、「まーまーまーとりあえず」と瓶詰め前の白ワインBOWをタンクからグラスに注いでもって来てくれました、そのサラッとした対応が嬉しく、ワインも何と言うか日本ワインの歴史を飲んだ感じがしました。
いろんな話をする中で、小山田さんはワイン生産者である前に『百姓』である事を大切にしていると教えてくれました。
家族で食べるお米も全て自分で作っているし(とても美味しい)、これからも醸造場の横で鶏を育てたり野菜を作ったりと色々なプランがあるそうで、色々なものを作る延長上にワイン造りがあるように思えました。百姓の名の通り何でも作れちゃいそうでそこも楽しみです。
ペイザナ農事組合法人の中に自分のドメーヌを立ち上げたのは、この醸造場を自分一人で使うのではなく、ワインを作る意欲のある人と共同で使えるようにとも考えられています。ほぼ全てのワインを輸入会社に任せるという販売方法をとっており、それは日本の生産者で初の試みです。造る事だけに集中したいというのが大きな理由です。
このドメーヌの立ち上げは、経験を積んだ醸造家がただ個人で独立したというよりは、日本の農業やワイン造りの未来に大きな意味がある気がしました。
今回ペイザナの看板を彫らせて頂いたのですが、次回はドメーヌ・オヤマダヤの看板や共同で使う生産者の看板が彫れる日を楽しみにしています。
ワインの事でも、それ以外の事でも色々な切り口で話しかけてみて下さい、何でも教えてくれますよー♪

第3回 コップの会 in 博多
日時 3月15日(日)1部 13:00〜15:00 2部 17:00〜19:00
場所 D&DEPARTMENT FUKUOKA
チケット 5,000円(6ワイナリー十数種類のワイン・軽食ブッフエ・木村硝子コップ&コップホルダー付)
※前売りのみです
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