2013年04月26日

新しい焼酎の造り手と出会ったことを書いてみた。  by 轟木


昔からの友人のような男


芋焼酎「大和桜(やまとざくら)」を造る若松徹幹(てっかん)杜氏。
酒関係者ではない知人からよく話は聞いていたし、一度も会ったことがないにも関わらず
「徹幹さんからすすめられて…」と幾人もが店を訪ねてきていた。
お互い意識しながらなんとなく会うことのないまま数年が過ぎ、
ついに今年の3月諸事情に後押しされ蔵を訪ねることとなった。


蔵のある市来(いちき)へは鹿児島中央駅から二輌のローカル線で向かう。
小雨の降る中、列車から見える小川や山間の風景は初めて通るのにどこか懐かしい。

駅に迎えに来てくれた徹幹氏は、
あっという間に私のなかで「気の置けないヤツ」に位置付けられた。
同世代、酒好き、音楽好き、共通の知人多数じゃ仕方ない。
彼の仕事場である大和桜酒造は海まですぐ近くの高台に位置する。
十年ほど前に現在の地に移転してきたそうだ。
建物はコンパクトだが、蔵内には無数の甕が埋め込まれた昔ながらの焼酎蔵の眺め。
麹室での作業は清酒とかわらない手間暇がかけられ、
甕を使った伝統製法に丁寧な手造りのよさを生かしている。
仕事の話はそこそこに、徹幹氏は私を鹿児島の町に連れ出した。

醤油屋、コーヒースタンド、洋服屋、雑貨屋、ケーキ屋、
どの店の人も徹幹氏とは顔馴染み。
畑は違けれど、みんな九州の地方都市でものづくりにかかわる人達。
言葉では言い表せない部分で、繋がり、刺激をし合っているように見えた。
短時間でもビシビシ感じる、彼らが交わす気持ちのいい空気。
その夜の徹幹氏とのお酒は、昔ながらの友人と飲んでいるような気分だった。

趣味の話で盛り上がり過ぎた。じっくりと大和桜を味わってないのだ。
仕事の話は蔵での一時間だけ、蔵の外で飲んだのはワインと違う蔵の焼酎だ。
福岡に戻り、後日自宅で大和桜を改めて飲んでみる。ふわりと漂う香ばしい芋の香り。
しっかりとした風味ながら、柔らかくスーッと飲んでしまう。
気取らない味わいに、気持ちがリラックスする。
徹幹氏の顔と鹿児島の空気を思い出す。
これは僕の定番酒として日々の生活に馴染んでいくような気がする。
            
(取材・文/ 轟木 渡)



yamatozakurabottle.gif
印象に残る大和桜のラベルは「ブラックニッカ」の
ラベルデザインも手掛けた大高重治氏によるもの。


yamatozakura&pizza.gif
営業後の店内でワイン・焼酎・宅配ピザ飲み会。
大和桜のお湯割りでゆったりが心地いい。



大和桜       1800ml 2,300円 720ml 1,260円
香ばしい芋の風味と柔らかな口当たり。リラックスした時間に良く似合う焼酎。
毎日の定番酒としてオススメします。

http://todoroki-saketen.com/goods/1366895212567/

ヤマトザクラヒカリ 1,800ml 2,700円
麹米にコシヒカリ、ヒノヒカリを使い熟成。
柔らかく深い旨みを持つしみじみ飲みたい焼酎。
潔い真っ白な包みの中から現れる前掛けラベルもユニーク。

http://todoroki-saketen.com/goods/1366895498406/

大和桜酒造 やまとざくらしゅぞう
大和桜酒造は鹿児島市内から車で約一時間のいちき串木野市にある。
水に恵まれたこのエリアは焼酎蔵がひしめく銘醸地。
創業江戸末期の大和桜は、一次、二次とも代々使われる甕で仕込む伝統製法を今に受継ぐ。

http://yamatozakura.com


posted by スタッフ at 10:27| 福岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | お酒の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。